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鈍行列車でいいのなら

鈍行列車でいいのなら

あしたはあしたの風が吹くから

あしたはあしたの風が吹くから

だから 泣かないで
だから 逃げないで
あしたはあしたの風が吹くから

だから 笑ってよ
だから 走ってよ
あした起こることは わからないよ

私も きのうは泣いた
道が 消えちゃったの
あしたという字を 忘れちゃったの
人は 一度はあしたを見失う
そこは人間の強さを試す
分かれ道なのかもね

いま かなしくても
いま 悩んでいても
あしたには幸せが来るかもしれない


あなたも きょうは泣いてる
道がわからないの?
てるてる坊主に 私がなろうか

人は一度はあしたを見失う
そこは人間の弱さを試す
いばら道なのかもね

いま かなしくても
いま 悩んでいても
あしたには喜びが来るかもしれない

だから 笑ってよ
だから 走ってよ
明日起こることは わからないよ

いま かなしくても
いま 悩んでいても
あしたには幸せが来るかもしれない


だから 泣かないで
だから 逃げないで
あしたはあしたの風が吹くから
吹くんだから……

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

中学2年の時 生まれて初めて
曲をつけて人前でうたったのがこの歌です。
作詞・作曲当時、弱冠13歳。
幼すぎる……(-"-;)

当時 円広志の「夢想花」にいたく感動した私は
それをきっかけに
この曲を世に生み出した
「ポプコン」(ヤマハポピュラーソングコンテスト)
の存在を知ることになります。

自分で言葉を書き、メロディーをつけ、それを歌い、
見知らぬ誰かの心に届ける……。
こんな世界があったんだ!

やがて私は親友3人とともに
「どんこう列車」という名前のグループを組み
ポプコン出場を目指し作詞・作曲を始めたのでした。

この歌は私にとって
初のポプコン応募作品でもあります。

中島みゆきの「時代」に強い影響を受け
同じようなメッセージを自分なりに伝えたかった。

どこで聞いたか忘れたけれど、
「明日は明日の風が吹く」という言い回しを覚えた頃で、
その言葉を使って書くことだけを決めていました。

「時代」に比べても
当時のヒット曲でやはり歌詞に
「明日は明日の風が吹く」を使った
ヒロスケの「いくつもの星が流れて」に比べても
あまりにも幼く 拙い言葉しか紡げませんでしたが、
今となってはこの拙さが
ちょっといとおしくもあったりします。

当然ながらこの曲は ポプコンの一次審査ではねられるのですが、
それを伝える通知の中に こんな講評が入っていました。

「あなたの作品、メロディーが良いので、
 詞に具体的なものがあれば かなりの作品になります。
 期待しています」

よせばいいのに、こんな慰めの言葉をもらったものだから
私は逆に本気になりました。
「やればできるかもしれない……!」

私はますます曲づくりにのめっていくことになったのです。

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